Godotエディタ・イントロダクション¶
このチュートリアルでは、Godotのインターフェースを駆け足で紹介していきます。具体的にはプロジェクトマネージャー、ドック、ワークスペースなど、エンジンを使い始めるのに必要なものすべてを見ていきます。
プロジェクトマネージャー¶
Godotを起動すると、最初に表示されるウィンドウはプロジェクトマネージャーです。まだプロジェクトがないため、アセットライブラリを開くかどうかを確認するポップアップが表示されます。これについては後で見ていくので、今はキャンセルをクリックしましょう。

これで、プロジェクトマネージャーが表示されます。ゲームプロジェクトを作成、削除、インポート、またはプレイできます。

ウィンドウ右上の角にエディタの言語を変更するドロップダウンメニューが見えるでしょう。

テンプレート タブに表示されるアセットライブラリから、オープンソースのプロジェクトテンプレートとデモをダウンロードして、より迅速に作業を開始できます。目的のテンプレートまたはデモを選択し、[ダウンロード] をクリックするだけで、ダウンロードが完了したら [インストール] をクリックし、プロジェクトを配置する場所を選択します。詳細については、アセットライブラリについて を参照してください。

プロジェクトの作成もしくはプロジェクトのインポート¶
新しいプロジェクトを作成するには、右側の 新規プロジェクト
ボタンをクリックします。ここで名前を付け、保存先のコンピュータ上の空のフォルダを選択し、レンダラーを選択します。

BrowseボタンをクリックするとGodotのファイルブラウザが開かれ、場所を選択するかフォルダパスをプロジェクトパスに入力します。

右側に緑色のチェックマークが表示されている場合は、エンジンが空のフォルダを検出します。プロジェクト名の横にある フォルダを作成
ボタンをクリックすると、プロジェクトの名前で空のフォルダが作成されます。
最後に、使用するレンダラーを選択する必要があります(OpenGL ES 3.0またはOpenGL ES 2.0)。それぞれの長所と短所は、選択しやすいようにリストされています。詳細については、GLES2とGLES3の違い を参照してください。後で気が変わった場合は、プロジェクト設定からバックエンドを変更できることを覚えておいてください。このチュートリアルでは、どちらのバックエンドでも問題ありません。
完了したら、作成して編集
をクリックします。Godot によってプロジェクトが作成され、エディタで開きます。
次回以降プロジェクトマネージャーを開くと、リストに新しいプロジェクトが表示されます。ダブルクリックしてエディタで開きます。

他のプロジェクトをインポートするには、インポートボタンを使います。 project.godot
ファイルの入っているフォルダに移動し、 project.godot
ファイルを選択すると、インポートを行い編集できます。

フォルダパスが正しいときには、緑色のチェックマークが表示されます。

はじめてのGodotエディタ¶
Godotへようこそ! プロジェクトを開くとエディタのインターフェイスが表示され上部にはメニューが、そしてビューポートを挟んだ両側にはドックがあるはずです。

上から順番に、左から右へメインメニュー、ワークスペース、そしてテストプレイボタンがあります。
ファイルシステムドック は、プロジェクトファイルとアセットを管理する場所です。

シーン ドック には開いているシーンの中身がリストされており、 インスペクタ ではそれらのプロパティを管理できます。

中央上部にある ツールバー には、シーン内のオブジェクトを動かしたりサイズ変更やこれらをロックするためのツールが並んでいます。それらはワークスペースごとに違うものに変わります。

下パネルはデバッグコンソール、アニメーションエディタ、オーディオミキサーなどのためにあります。これらは幅広で貴重なスペースを消費するため、既定では折りたたまれています。

ワークスペース¶
上に4個あるのがワークスペースのボタンです。(2D、3D、Script、およびAssetLib)。
すべてのタイプのゲームに 2Dワークスペース を使用します。2Dゲームに加えて、2Dワークスペースはインターフェイスを構築する場所です。F1 (またはmacOSでは Alt + 1) を押してアクセスします。

3Dワークスペースでは、メッシュや光源への作業や、3Dゲームのレベルデザインが行えます。F2 (macOSでは Alt + 2) を押すと開けます。

ツールバーの下の透視投影ボタンに注目してください。3Dビューポートに関連するオプションのリストが開きます。

注釈
3Dワークスペースの詳細については3Dの概要をご覧ください。
Script ワークスペースは、デバッガー、豊富な自動補完、および組み込みのコードリファレンスを備えた、完全なコードエディタです。F3 ( macOSでは Alt + 3)で開くことができ、また Shift + F1 でリファレンスを検索できます。

スクリプトを書いている間にエンジン内のクラス、メソッド、プロパティ、定数、またはシグナルに関する情報を検索するには、スクリプト ワークスペースの右上にある「ヘルプを検索」ボタンを押します。

新しいウィンドウがポップアップします。情報を探したい項目を検索してください。

探している項目をクリックして[開く]を押します。項目のドキュメントがスクリプトワークスペースに表示されます。

最後に AssetLib はあなたのプロジェクトで使えるフリーのアドオン、スクリプトやアセットをそろえたライブラリです。